研ぎ澄まされたカッティングと高次元のアートセンスで、現在のファッション・シーンをけん引している、紛うことなきトップ・アイコン「カルバン・クライン」。創業当時のミニマルなデザイン・コンセプトを継承したクリエイティブ・ディレクターのフランシスコ・コスタは、その天才的な才能をフルに発揮して、就任した2004年以降、ブランドのポテンシャルを再び頂点に押し上げました。

こちらはそんなメガ・ブランドのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたメンズ香水です。2009年の「シーケー・フリー」のニュー・エディションとなっております。ハイクオリティーな前作のコンテンポラリー・タッチはそのままに、よりトランスペアレントでクールな情感のアロマティック・スパイシーのブレンドでもって、「ブルー」という涼しくもリリカルなニュアンスを見事に引き出したアイテムに仕上がっております。

フレンチ・ラベンダー、チャイニーズ・マンダリン、スペア・ミントなどが、モダンでアロマティックなフローラル・フレッシュ・ミントを香り立たせるトップから、
グリーン・カルダモン、オゾン・アコード、ホワイト・ナツメグなどが、みずみずしさの中にピリッとヴィヴィッドな辛さを加えたオゾニック・スパイシーを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはアンバー・クリスタル、ホワイト・レザー、シアー・ムスクなどが、スマートでメロウなスウィートを香らせて、スタイリッシュなマスキュリンをここちよくアピールしてくれそうです。
プロデュースは、ダビドフやピエール・カルダン、ジョープなどの香水ラインでもおなじみの大手COTYです。

トップのラベンダーやミドルのオゾン・アコードの香りがメインとなっていて、とても透き通ったテクスチャーの香りですが、ミドルのスパイスのシックなアクセントが、全体をファッショナブルにまとめ上げております。サマーシーズンであれば、デイタイムでもイブニング以降でもマッチするでしょう。シーンも問わないと思います。

ボトルのデザインも、シンプルでソフィスティケートされたグッド・デザイン。特にロゴのレイアウトのセンスが光っております。